クラッシック演奏会・初心者アドバイス

初めて演奏会へ出掛ける人は不安だろう。
「何を着て行ったらいいの?」「途中でせき込んだらどうしよう」...。
オーケストラやホール関係者らに初心者のためのアドバイスを聞き、
の形にまとめてみました。(静岡新聞の記事を元に編集)



チケットはいつごろから売りだし、どこで買えますか?

一番早くて演奏会の半年前、普通は約3ヶ月前からです。
演奏会のあるホールの窓口やチケット専門のプレイガイドで買うのが一般的。
コンビニでも扱うところもあります。演奏するオーケストラに電話、ファックス、
Eメールで申し込む方法もあります。



何を着て行けばいいですか?

普段着で十分。TシャツやジーパンでもOK。気になるならジャケットの着用をお勧めします。
オペラ公演では着飾った人もいますが、服装は本人次第です。
季節の変わり目は、空調が効き過ぎる場合もありますので、
体温調整のしやすい薄手の上着を持っていくと良いでしょう。



開演は何時からで演奏時間はどのくらいですか?

昼は午後2時、夜は午後7時、開場はその30分前が通例です。
演奏時間は約2時間。アンコール曲があると多少長くなります。



遅れてしまったら?

演奏中は入場できません。しかし楽章と楽章の間なら大丈夫。
中に入っても席着く時間がないときは後ろで立って待ちます。



予備知識は?

原則として、日本のオーケストラや、日本人のリサイタルではパンフレットが
無料で配られます。事前に勉強していく必要はありません。



子供連れでも入れますか?

通常、未就学児童は入場できません。
しかし、親子鑑賞室や託児室もありの演奏会もあります。
主催者に問い合わせてください。



お酒を飲んだら入れないのですか?

泥酔でない限り大丈夫。しかし、眠くなったり、急にトイレに行きたくなることもあるので要注意!



突然せき込んだり気分が悪くなったら?

無理をせずロビーに出ることを勧めます。
会場内の案内人に助けを求めても、いっこうに構いません。



休憩はありますか?

多くは、途中に15分から20分ぐらいの休憩があります。
しかし、ブルックナーのように1時間を超える交響曲などの場合、
休憩なしで演奏されます。
入り口に「休憩なし」の掲示板を立てて注意喚起します。
なごやかな語らいのひとときをお過ごしください。


 


拍手のタイミングは?

複数の楽章で一曲になっている場合は、途中では通常拍手しません。
短い曲の場合、複数の曲をすぐに続けて演奏する場合があります。
静かな終わり方する曲の場合余韻を楽しみたいものです。
指揮者が挨拶するまで我慢しましょう。
アンコールは粘り強く一生懸命叩きましょう。



マナーについて教えて?

演奏中の携帯電話、写真撮影、録音、飲食は原則としてできません。
携帯電話は電源をお切りするかマナーモードにします。
袋のカサカサする音や、パンフレットをめくる音なども意外と会場全体に響きますので注意してください。
邪魔な荷物はクロークなどに預けられる場合は預けましょう。
聴いている最中に眠くなるのは、仕方ないとしてもイビキは、迷惑です。
周りの方に睨まれるかも。


さあ!気軽にいこうクラッシックコンサートへ。

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